アイアクトクリームとボトックス
目の下やまぶたの痙攣が起きているのに単なる目の疲れやストレスと思い、そのままにしておくと大変な事になる事もあります。
目の痙攣は眼瞼痙攣という病気の場合があるからです。
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の場合は治療もせずにそのまま放置していると、まぶたが垂れて目が開かなくなる「機能的失明」という症状を起こす事もあるので注意が必要です。
そこで眼瞼痙攣のボトックス注射とアイアクトクリームの効果について考えていきます。
眼瞼痙攣の症状
眼瞼痙攣はまぶたの開閉がうまくできず、これに加え次の様な症状が出るのも特徴です。
光が眩しい
目の周辺が不快
痛い
目が乾く感じ
眼瞼痙攣は40〜50歳以上の女性に多く発生し、軽症の人も含めると日本国内に30〜50万人の患者さんがいると言われています。
ただし、目の周りがピクピクと痙攣しているからと言って、必ずしも眼瞼痙攣だというワケではありません。
眼の片側だけがピクピクする症状が出ても目の開け閉めに支障が出ていなければ、それは眼瞼ミオキミアという疾患で、ミオキミアの原因は眼精疲労やストレス、睡眠不足などがきっかけで起こる眼輪筋の不随意運動です。
通常なら数日から数週間で自然に治ります。
初期の段階であれば下記のサイトで「医療関係者 はい」を選べば眼瞼痙攣の診断テストを自分でする事ができますが、あくまでも自己診断なので、最終的には病院での診断を受けてください。
眼瞼痙攣の治し方や治療薬とボトックス注射の副作用
眼瞼痙攣の治し方には内服薬による治療とボトックス注射(ボツリヌス療法)による治療方法が主に行われています。
眼瞼痙攣の内服治療薬
抗痙攣薬
リボトリール
テグレトール
デパケン
抗コリン薬
アーテン
抗痙縮薬
ギャバロン
抗不安薬
セルシン
ポリゾン
リーゼ
デパス
レンドルミン
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
パキシル
デプロメール
ルボックス
ボトックス注射(ボツリヌス療法)
眼瞼痙攣の治療で行われるボトックス注射は、少量のA型ボツリヌス毒素を直接注射する事により、神経と筋肉の連絡を遮断し筋肉を麻痺させる治療方法です。
筋肉を麻痺させるので痙攣は一時的に治まりますが、3〜4ヶ月すれば再び筋肉は回復するので繰り返しボトックス注射を行う必要があります。
眼瞼痙攣の治し方を調べると、海外では眼瞼痙攣の治療にボトックス注射が最も効果的な治療法とされているようです。
参考:眼瞼痙攣診療ガイドライン
ボトックス注射の副作用
眼瞼痙攣の治療で行われるボトックス注射はボツリヌス毒素という毒素を直接注射するので、副作用が気になる人もいるかも知れませんが、全身に及ぶ副作用は非常にまれと言われています。
局所的な副作用の症状としては
注射した部位の痛み
浮腫
発赤
皮下出血
頭痛
一過性の知覚過敏
調査により報告されている具体的な症状の例としては、次の副作用が報告されています。
眼瞼下垂
兎眼・閉瞼不全
流涙
複視
次の様な人はボトックス注射の治療をうける事ができません。
- 重症筋無力症
- Lambert-Eaton症候群
- 筋萎縮性側索硬化症
- 妊婦、授乳中、妊娠の可能性がある女性
- ボツリヌス菌への過敏症やアレルギーのある人
この他に眼瞼痙攣の治療方法として外科的治療方法もあり、眼瞼皮膚切除・眼輪筋切除・顔面神経切断などの外科的手術という方法もありますが、手術による治療は一時的な効果しか得られず再発する事が多いので、ボトックス注射による治療もあわせて行うのが一般的な治療方法の様です。
ボトックス注射と眼瞼痙攣用アイアクトクリームの費用対効果
眼瞼痙攣の治し方でボトックス注射は定番的に行われているワケですが、ボトックス注射は1回およそ16,000円で、この他に初診料や診察料に検査代、治療薬が出ればその薬の費用もかかります。
眼瞼痙攣を治すタメには致し方ない事で治療を受けるのを優先すべきですが、費用を考えるなら市販で入手出来る眼瞼痙攣専用クリームを使った場合の費用対効果はどうなのでしょう?
市販で入手出来る眼瞼痙攣専用クリームはアイアクトだけなので、アイアクトを使った場合を考えてみます。
アイアクトは1個の値段が7,600円(税別)ですが、定期購入にすると4,980円(税別)です。
一本で1ヶ月分なので、ボトックス注射の効果の期間が3ヶ月とするとボトックス注射なら16,000円。
アイアクトは3本使う事になるので、4,980円×3=14,940円。
あまり費用に変わりはありません。
仮にボトックス注射の効果の持続期間が4ヶ月とすると、アイアクトは4本使う事になるので、4,980円×4=19,920円とボトックス注射より費用が高くなります。
では眼瞼痙攣専用クリームのアイアクトを使うメリットは何なんでしょう?
それは、眼瞼痙攣のボトックス注射の痛みから開放される事です。
↓ ↓ ↓
ボトックス注射は基本的に筋肉注射ですし、注射針をまぶたに直接刺すワケですから、その痛みは想像するだけでも嫌なものです。
”何しろ目の周りなので、注射には非常に痛みを伴い、中には叫び声を上げる患者さんもいるほどです。”
でも、アイアクトが眼瞼痙攣に効果的でなければ意味がありません。
ではアイアクトクリームにはどんな効果が期待できるのでしょう?
アイアクトクリームの成分と効果
アイアクトの成分からアイアクトがどの様な効果をねらっているのか見ていきます。
アイアクトの成分
アイアクトクリームの成分を見てみます。
水、プロパンジオール、グリセリン、ペンチレングリコール、トレハロース、グルコシルトレハロース、プルラン、加水分解デンプン、キサンタンガム、水添レシチン、トコフェロール、ステアレス−20、ヘスペリジンメチルカルコン、N−ヒドロキシコハク酸イミド、ジペプチド−2、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、トウキンセンカ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、インドナガコショウ果実エキス、パルミトイルテトラペプチド−7、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、パルミトイルトリペプチド−1、クリシン、デキストラン、トリフルオロアセチルトリペプチド−2、アセチルヘキサペプチド−8、BG、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール
注目すべきは赤字の3つの成分です。
配合成分で得られる効果
この3つの成分を一般的な呼び名にすると上から順番に次の様になります。化粧品に詳しい人は聞いた事がある成分だと思います。
- 蛇の毒の神経伝達遮断効果を参考に作られた人口の成分。筋肉を麻痺させシワを取る原理のシンエイククリームが有名。
- 老化した肌細胞を再生する。若い内に異常な早さで老化するプロジェリア症候群(早老症)の原因と考えられるプロジェラインの働きを抑える成分。
- 筋肉の収縮を減らし表情筋の緊張を緩める作用がある。塗るボトックス成分としても有名。
アイアクトは片側顔面痙攣にも
眼瞼痙攣専用だけあってボトックス注射を行った時のボツリヌス毒素の働きに近い成分が含まれていて、ボツリヌス毒素の効果までは行かないにしろ、弱い毒の力で筋肉を緩める事に力を入れている様です。
これであれば眼瞼痙攣の他にも顔面痙攣にアイアクトは有効なクリームと言え、アイアクトの公式サイトには片側顔面痙攣用のマッサージについての特典がつく商品ページもあります。
ボトックスが効かない場合でも他の成分がある
またボトックス注射の方が効果的なのかも知れませんが、ボトックス注射を行えば完治するのかと言えばそうとも言えない部分があります。
それは、ボトックス注射でも自分の体にボツリヌス毒素の抗体ができてしまうと効かなくなる事もあり、眼瞼痙攣にボトックスが効かないという人もいるからです。
その点を考えるとアイアクトにはボトックス成分としてボツリヌス菌は使っておらず、他の成分で筋肉を麻痺させ緊張を緩め肌細胞の再生を行うという事が行われるので、ここは大きな違いになってきます。
しかし眼瞼痙攣の治療でボトックス注射は有効な治療法で、3ヶ月であればボトックス注射もアイアクトも同じくらいの費用ですが、4ヶ月以上ケアする場合の費用対効果はボトックス注射に軍配が上がります。
ボトックス注射の激痛がちょっと・・・という人や、たまに痙攣を起こす程度でまだ軽症という人にアイアクトクリームは良さそうです。
また疲れ目などでたまに痙攣する程度、ミオキミア?でボトックス注射までは・・・と言う人にも市販の眼瞼痙攣用クリームとしてアイアクトは使えるでしょう。
しかし重度の眼瞼痙攣の場合は病院へ行き医師の元で治療を行いましょう。
眼瞼下垂にアイアクトは効果があるのか
この他にまぶたが下がる現象として眼瞼下垂があります。
眼瞼下垂は基本的に筋力の衰えによるものですが、老化した細胞を蘇らせる効果により軽度の眼瞼下垂または眼瞼下垂の疑いがある場合はアイアクトクリームで効果が期待できる場合があると言え、実際にアイアクトの購入ページには眼瞼下垂対策のマッサージのやり方の特典があります。
アイアクトの副作用はどうなのか
ではアイアクトで副作用がでる可能性はないのでしょうか。
まずアイアクトはクリームを塗るだけなので、ボトックス治療のように注射をする必要がありません。
これにより注射による痛み、腫れ、内出血などの直接的な副作用を考える必要は無いと言えます。
また成分については無添加・無刺激となっていて次の成分は含まれていないので、一般的におこりえる化粧成分による副作用を心配する必要はなさそうです。
- 着色料
- 紫外線吸収剤
- 動物性原料
- シリコン
- パラベン
ただし人間の肌はひとそれぞれなので全く副作用は無いとは言い切れません。
アイアクトは薬ではないのでそれほど副作用を心配する必要はありませんが、気になる人はアイアクトを本格的に使う前に軽いパッチテストをしてみると良いでしょう。
アイアクトはまぶたという薄い皮膚に塗るクリームなので、同じ様に肌の薄い部分(耳の裏や二の腕)に塗って試してみると良いでしょう。
少し本格的にテストするならアイアクトを塗って一晩おくとよいです。
翌朝に確認し肌が赤くなっていたりかゆみがでなければ大丈夫と言えます。
さらに、まぶたの痙攣の原因が睡眠薬や安定剤などの薬の副作用によるおこる「薬剤性眼瞼痙攣」という場合もあるので、薬による副作用が気になる人にもアイアクトを使う価値はあります。
アイアクトクリームの販売店と最安値
現在市販されている眼瞼痙攣用のクリームはアイアクトしかありません。
amazonや楽天での販売
しかしamazonでは販売されておらず、楽天でも1店舗だけアイアクトを定価販売しているだけなので知らない人も多いでしょう。
アイアクトの最安値はメーカーからの購入
またアイアクトを最安値で販売している販売店を探したくなるかも知れませんが、メーカーのページで定期購入すると最初から40%OFFなので、楽天で定価で購入するのはちょっと損な感じです。
またアイアクト購入者限定で眼瞼下垂対策マッサージ方法の特典付きページもあります。